土木地質調査を目的とした浅層反射法地震探査
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概要
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1980年ごろから、土木地質調査や活断層調査を目的とする、地下数百m以浅を対象とする浅層反射法の研究が行われるようになった。震源は主に自由落下あるいは加速型の重錐落下方式が使われてきたが、路面に損傷を与えることなどから市街地での利用は困難である。著名らの一部は、バイブロサイス(R)システムの原理に基づいて、電磁式バイブレータを利用したスイープ型震源を開発した。このタイプの震源は、送り込んだ信号と受信した反射信号との相関処理によって反射記録を得る方法であり、高いS/N比と発振周波数が制御できること、また市街地での利用が可能であること等が特徴である。このスイープ型震源を用いて土木地質調査のための浅層反射法を、近畿地方の都市市街地等で実施した。その結果いくつかの断層の存在を確認した。
- 1998-02-10
著者
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久保田 隆二
川崎地質(株)
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久保田 隆二
川崎地質
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古谷 正和
川崎地質(株)大阪支店技術部
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岩槻 修
日本鉄道建設公団
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田畑 正昭
日本鉄道建設公団
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田澤 教
川崎地質(株)
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古谷 正和
川崎地質(株)
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