動画サーバのためのディスクアレー管理法についての考察
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概要
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ディジタルビデオ技術を用いた動画サーバの構築を考えるとき,2次記憶装置は最もボトルネックになりやすい.本論文では,データを,ディスクアレー上に分散させることにより任意のユーザが任意の番組を任意の時間に再生することができるディスクアレーの制御方法を示した.ディスクアレーの構成法,データの配置法,ディスクアレーまたは個々のディスクからの読出しの方法について考察し,それぞれの項目について複数の候補を挙げて比較した.比較の基準として(1)許容クライアント数(同時に接続できるクライアントの数),(2)応答時間,(3)信頼性(耐故障性),(4)コスト,の4項目を用いた.従来ディスクアレーの形式として,コスト当りの性能の面からRAID5が最適であると考えられてきたが,動画データのように,時間的な制約のあるデータを格納する場合,信頼性を重視するという前提では,ミラーディスク形式が性能の面だけでなく,コストの面からもRAID5よりも優れていることを示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-01-25
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