オブジェクトサーバを中心としたネットワーク環境におけるマルチメディア・オブジェクトの実現
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概要
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オブジェクトサーバを中心としたアプリケーションの開発/実行環境COSMOS(COmmon Service for Multimedia ObjectSの略)を研究中である。本稿では、COSMOS環境でのマルチメディア・オブジェクトの実現方法について述べる。マルチメディアという言葉は、現在様々な意味で使われているが、文字通りとれば、"複数の(多くの)種類のメディア"という意味である。(本稿ではメディアという単語を、データ型と同じ意味に使う)しかし我々は、マルチメディアのシステムの設計をする上で考慮しなければならないのは"メディアの種類が多い"ということだけではなくて、"メディアの種類が増える"ことであると考えた。例えば、あるアプリケーションでは、N種類のメディアを扱うことができるが、N+1種類目のメディアが新たに登場した時に容易に対応できるか、ということである。我々は、COSMOSの環境ではできる限りメディアとアプリケーションの独立性を高めることを目標とした。すなわち、任意のアプリケーションが任意のメディアを扱うことができるような環境を目指した。このような環境では、アプリケーションとメディアを独立して開発することができるのでアプリケーション開発のコストや期間を縮小することができる。また、メディアの開発者はメディアの開発だけに集中できる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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