実時間データベースの並行処理制御における優先度割付け
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
インテリジェントネットワークやプラント監視システムのように,実時間処理システムにおいても,大量のデータを扱う必要がある.データの一貫性を保証するために一般のデータベースシステムで用いられる並行処理制御は,デッドロックやアボートが起こってトランザクションの完了が遅れるあるいは不確定になる可能性があり,実時間性を要求されるデータベースには不向きである.この問題点を解決するアルゴリズムとして,コンベックスシーリングプロトコルやそれを拡張した混合シーリングプロトコルが提案されている.実時間データベースではトランザクションの実行に対して締切時間が規定されるので,できるだけ多くのトランザクションがその時間制限を満足するように効率良くスケジュールする必要がある.本論文では,この二つの並行処理制御アルゴリズムにおいて,効率良くスケジュールするためのトランザクションへの優先度割付け方法についての検討を行う.また,この過程で,実時間処理のスケジューリングとして広く知られるRate Monotonicアルゴリズムに関する新たな最適性の証明方法についても触れる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-08-25
著者
関連論文
- 波長多重リング網における光パス設定方法
- 波長多重リング網における光パス設定方法
- EDFスケジューリングでの応答時間予測
- IPネットワークの通信品質制御 (ネットワークソリューション特集) -- (ファンダメンタル・ネットワークソリューション)
- ATM逆多重のパフォーマンスに関する検討
- 第18回実時間システム国際会議(RTSS'97)の参加報告
- インバンドにIP経路制御用回線を割当てたIP over WDMネットワークにおける中継パス設定の検討
- インバンドにIP経路制御用回線を割当てたIP over WDMネットワークにおける中継パス設定の検討
- IP over WDMネットワークにおける最適中継パス設定の効果
- IP over WDM ネットワークにおける最適中継パス設定の効果
- リモートプロシージャコールへの優先度割り当て方法に関する考察
- 分散システムにおける一イベント通知方法とその評価
- 実時間データベースの並行処理制御における優先度割付け
- 実時間データベースの並行処理制御アルゴリズム
- 将来形テレマティクスと社会・人間・端末技術(III) ヒューマンステーションのインタフェース技術
- ディジタル信号処理技術の交換機への応用 (ディジタル信号処理技術)