ポリマ系PTC素材の改良による表面実装形過電流保護素子の開発
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概要
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ポリマ系PTC素材を利用した自己復帰形過電流保護素子は金属線を用いたヒューズに代わるものとして実用化されている. しかしながら, 従来のPTC素材では, 体積抵抗率を小さくした場合, PTC特性が不十分になる問題があり, 素子の小型化には制限があった. そこで, 我々は, 素材に使用する導電性粒子であるカーボンブラックに着目し, 従来のファーネスブラックに代わり, 導電性を高めたサーマルブラックを使用することで, 低抵抗率でも高いPTC特性を示す素材を実現した. この素材により, 3.2mm×1.6mmサイズの小型の表面実装形過電流保護素子を試作した結果, 十分, 実用に供し得る素子を実現した.
- 1999-01-25
著者
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