同期外れを考慮したディジタルVTR用誤り訂正復号器の構成
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概要
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誤り訂正復号器は入力データのデータ長が一定であるという前提で設計されている.一方ディジタるVTRの再生データ系列のデータ長は同期外れにより変動する可能性がある.本論文ではデータ長が変動する再生データ系列に対処できる独立リセット方式誤り訂正復号器を提案する.独立リセット方式ではパイプラインを構成する演算ブロックの処理終了を示す信号を次段の演算ブロックのリセット信号とすることにより,入力データのデータ長が変動した場合にも各演算ブロックで十分な演算時間を確保できる.この方式をD2方式ディジタルVTRに適用した場合の誤訂正確率を演出した結果,通常再生時の特殊再生時の両方の場合において従来よりも誤訂正確率が低減できることがわかった.また,この独立リセット方式を用いてリードソロモン符号対応の誤り訂正復号LSIを試作した.D2方式の内符号,外符号の復号にこのLSIを共用するため,ランダム訂正,イレージャ訂正共に最大4バイトまで訂正可能とした.なお,独立リセット方式のための回路付加量はLSI全体の数パーセントである.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-10-25
著者
-
土居 信数
(株)日立製作所 中央研究所
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土居 信数
(株)日立製作所中央研究所
-
中瀬 純子
(株)日立製作所 半導体事業部
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中瀬 純子
(株)日立製作所中央研究所
-
中富 俊治
(株)日立製作所パーソナルメディア機器事業部
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