指向性スクリーンを用いた視域制御表示撮像技術
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概要
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視線の方向に対応して表示映像が変化する指向性スクリーンを用い, スクリーンを通して対話しているにもかかわらず同一場所で対話している自然な感覚が得られる双方向映像通信用表示撮像装置を実現した。表示映像の視域を制御する技術は大画面化や高精細化の表示技術とは異なり, 自然な感覚を表示映像に取り入れようとする新しい技術である。本論文では, この基本になる指向性拡散板の特質, 指向性スクリーン上の多重映像分離性, 分離性向上のための集光レンズ構造, 投射映像のひずみ補正方法, 多方向撮像方法について明らかにした。これらの結果をもとにして, 50インチ規模の視域制御表示撮像装置を設計・製作し, 1スクリーンで2〜3方向の視域制御を行い, 3スクリーン構成による臨場感ある映像対話が実現できることを確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-01-25
著者
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