巡回セールスマン問題のための電流モードカオスニューロン回路
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
巡回セールスマン問題(TSP)を解くカオスニューラルネットワークを集積回路上に実装するために,電流モード回路を用いてカオスニューロン回路の設計を行う.まず,ニューロン回路の出力関数の特性を,TSPに対して優れた解法能力をもたせるために,数値シミュレーションを用いて決定する.次に,設計されたニューロン回路によって構成されたカオスニューラルネットワークが,効率良く最適解を探索するようにネットワークの設計を行う.更に,カオスニューラルネットワークの収束性を改善するカオス的アニーリングを実現するための回路を提案する.また,提案したアニーリング回路を用いたネットワークが,TSPの最適解を求める能力を数値シミュレーションにより調べる.シミュレーション結果から,提案したカオスニューロン回路はTSPを解くカオスニューラルネットワークの集積回路化に適していることが確認された.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-25
著者
関連論文
- 電流モードカオスニューロン回路によるトランジェントカオスの実現
- 電流モードカオスニューロン回路のIC化
- 有限シナプス精度を持つカオスニューラルネットワーク回路の特性 : 巡回セールスマン問題の解法能力に対する影響
- 有限シナプス精度を持つ電流モードカオスニューラルネットワーク回路のTSP解法能力の検証
- カオスニューラルネットワーク
- 巡回セールスマン問題のための電流モードカオスニューロン回路