圧電トランス用ハイパワーセラミック材料について
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概要
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圧電トランスに要求される材料の特性として, 所定の温度上昇を生ずる限界振動速度υ_<max>を導入すると圧電トランスの限界出力電力はこのυ^2_<max>, 出力側力係数A_2の2乗, 負荷抵抗R_Lの積で表され, 更に出力側力係数A_2は電気機械結合係数kと誘電率ε^T_<33>の平方根とヤング率Y^Eの平方根の積に比例する. これを出力部が圧電縦効果のローゼン型と圧電横効果の厚み-幅型の2種類のインバータ用圧電トランスを用いて検証し, 圧電トランスの構造や負荷抵抗により各特性の寄与率が異なり, インバータ用圧電トランスの構造としてはローゼン型の方が適しており, 限界振動速度υ_<max>が大きな材料が有利であることを示す.
- 1997-10-25
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