呈示時間と注視部位が顔の表情判断に与える影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
顔の表情を判断する際に, 顔の特定の部位に重要な情報が存在するか, 存在するとしたらどの部位か, を明らかにすることを目的とする. 目, 頬あるいは口に注視点がくるように視線を統制しながら, 顔画像を短時間(53ms)呈示して表情判断を行わせると, 悲しみの表情では口に比べて目に注視点をおいたときに正答率が高かった. しかし, 他の表情では注視部位による差が見られなかった. この結果は, 他の表情に比べて悲しみの表情が目を中心とする部位で表出されていることを示唆する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-25
著者
-
松田 圭司
電子技術総合研究所
-
山根 茂
電子技術総合研究所
-
菅生 康子
東京大学大学院医学系研究科
-
山根 茂
産業技術総合研究所 脳神経情報研究部門
-
菅生 康子
産業技術総合研究所 脳神経情報研究部門
-
菅生 康子
産業技術総合研究所
-
山根 茂
電子技術総合研究所脳機能研究室
関連論文
- 視線位置計測システムの開発
- 呈示時間と注視部位が顔の表情判断に与える影響
- 霊長類視覚中枢の計算機能
- 成長関連タンパク質から見た霊長類皮質脊髄路系の発達
- 顔の持つ多彩な情報の脳内表現と連想記憶モデル
- [特別講演]顔の持つ多彩な情報の脳内表現と連想記憶モデル(顔とジェスチャの認識)
- サル側頭葉顔細胞のVB法による混合正規分布解析
- サル側頭葉の顔細胞の集団ダイナミクス : MDSによる解析と連想記憶回路によるモデル化
- [特別講演]顔の持つ多彩な情報の脳内表現と連想記憶モデル(顔とジェスチャの認識)
- シミュレーテッドヒューマン
- 色表記変換のためのWWWデータベースの構築
- 脳はどこまでわかったか
- 生理学者群像
- 相貌認知の神経コ-ディング (視覚認知のメカニズムとその障害)
- 脳細胞はおおまかな情報を見出しにして詳細情報を処理--脳型ビジョンに応用
- 側頭葉神経系での顔と表情の分析について
- サル側頭葉のニューロンは顔表情に関する複合情報を時間をわけてコードしている
- 第9回生体・生理工学シンポジウム
- 追従眼球運動の神経機構
- 脳と情報処理(2) : 逆ダイナミクスを出力する小脳
- 脳と情報処理(1) : ニューロン集団で個々の顔を識別する
- 脳と情報処理(1) - ニューロン集団で個々の顔を識別する -
- サル側頭葉における顔の認識機構
- 視線位置計測システム
- 高速カメラを用いた視線位置計測システムの拡張
- 共通 VideoAPI 対応視線位置計測システムの開発
- 遠隔操作に対応した視線位置計測システムの開発
- PG50 文字マトリックス課題における視線動向の分析
- 異機種実装を考慮した視線位置計測システムの開発
- 文字探索課題における視線動向の計測
- 汎用視線位置計測システム