積層AlCu配線の故障メカニズムの考察
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概要
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プラグをAlリフロー法で形成したAlCu積層配線の故障メカニズムについて考察した。ビアチェーン抵抗の増加と故障ビアの断面観察の結果、故障モードとして、通常の故障と初期故障に分類した。特に初期故障はビア内にEMによってCuが蓄積された結果、結晶性を持ったAlCuグレインがアノード極側のビアを塞ぐように形成されることで、抵抗が5%程度上昇することが判明した。この抵抗上昇は、ビアの微細化が進むにつれて、故障判定基準によっては深刻な問題になることが示唆される。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-01-21
著者
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