LiNbO_3光導波路デバイス
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概要
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本論文では,LiNbO_3光導波路を中心に,光学結晶,プロセス,DCドリフト,光損傷について現状を紹介しており,最近の話題として広帯域光変調器,QPM-SHGブルー光源,およびLiNbO_3エピタキシャル膜などについて報告している.デバイスを支える結晶には光学用結晶が必要であり,その仕様案が提案されている.光導波路の物理も確実に進展し,デバイスとプロセスの相関も解明されつつある.実用化を妨げてきた光変調器のDCドリフト対策も進み,SHGデバイスの光損傷も解決の方向が見いだされつつある.デバイスとしては,DCドリフトフリー光変調器および帯域幅70GHzの光変調器が実現されており,分極反転技術の急速な進展により青色20mW,600%/Wcm^2の変換効率をもつSHGデバイスが開発されている.このほか,ErやNdを結晶中にドープして固体レーザや光増幅器を作る研究も継続されている.新たな展開としてLN薄膜を種々の方法で試作し,一部デバイス化する研究も進展しつつある.
- 1994-05-25
著者
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