LQE2000-17 SETによる遠赤外光単一光子検出
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概要
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磁場中の量子ドットを用いた遠赤外光の単一光子検出をおこなった。GaAs/AIGaAs半導体ヘテロ構造の2次元電子系を金属ゲートによって量子ドットを作成した。磁場中に置いた量子ドット内の電子のエネルギーは2つのランダウ準位に分裂する。ランダウ準位間の幅に等しいエネルギーを持つフォトンを照射するとサイクロトロン共鳴によってドット内に分極ができる。この分極によるドット間の電気伝導の変化を測定することによって遠赤外光単一光子を観測することが出来る。この方法によって遠赤外光の検出器としての感度は10^<-22>W/Hz^<1/2>にも達し、これは従来の遠赤外光検出器の感度の10^5倍の感度をもつ。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-06-14
著者
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