チップ非同期環境における相関行列共通型CDMA基地局用アダプティブアレーの特性評価

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概要

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相関行列共通型CDMA基地局用アダプティブアレーでは,各ユーザ,各パスへのビーム形成を共通の相関行列を用いて行なうことにより低演算量でビーム形成を行うことが可能である.本稿では,上りリンクチップ非同期環境のもとで相関行列共通型アレーの性能評価を行ない,チップ非同期環境においても本方式が利用可能であることを示す.また,前回報告時[1]より信号処理構成を一部変更し,相関行列演算をチップレベルで行なう手法に改める.性能評価では,チップレベルでの相関行列演算によりウェイト収束性能が大きく向上し,4アンテナアレーの場合に4シンボル程度のパイロット信号でも精度のよいウェイト演算が可能となることを示す.
2001-04-12

著者

原嘉孝
ワイ・アール・ピー移動通信基盤技術研究所

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