OFDM方式における帯域外電カスペクトル密度と誤り率特性に優れたピーク電力抑圧法の検討(誤り制御,MAC,無線通信一般)

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概要

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最近注目されている変調方式であるOFDMは、マルチキャリア方式であるがゆえにその信号波形は鋭いピークを持つ特徴があり、非線形ひずみを生じさせる原因となる。そこで本稿では帯域外電力スペクトル密度を抑えたピーク電力の抑圧法を提案した。提案方式では、クリッピングで除去される信号成分を求め、生成された信号にフィルタリングをして元の信号から差し引くことで帯域外電力スペクトル密度の増加を抑える方式である。計算機シミュレーションにより瞬時電力変動と電力スペクトル密度を調べた結果良好な特性を得られた。また、ピーク電力を抑圧するとコンスタレーションが乱れその結果誤り率特性が劣化するが、乱れたコンスタレーションを整形することで誤り率特性を改善する方法を提案し、計算機シミュレーションによってその有効性を確認することができた。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-08-14

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