広帯域移動無線システムと狭帯域移動無線システムに関わる非線形干渉理論検討(その2)(無線QoS,無線リソース制御,ユビキタス,アドホックネットワーク,一般)

概要

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広帯域移動無線システムとしてのCDMA方式と狭帯域移動無線システム間の非線形干渉メカニズムの理論検討では3次インターセプトポイント入力レベル(IIP3)の手法を導入し、隣接する移動衛星通信システム(MSS)変調波によりCDMAシステムが受けるの非線形干渉、CDMAシステムによりPHSが受ける非線形干渉とD/U対誤り率特性の実験値と解析結果との比較検討、また相互変調積の理論検討等は既に報告した。ここでは、従来のn波被変調波モデルを連続波に拡張し、CDMA方式の諸元を用いて広帯域移動無線システムから狭帯域移動無線システムが受ける非線形干渉について、従来と同じインターセプトポイント入力レベル(IIP)の手法を導入し、広帯域連続変調波によるIMスペクトルの広がりと相互変調積(IM)による干渉波の発生の理論検討を行った。次いで、理論解析式を用いてD/U対符号誤り率特性の実験値と比較検討して狭帯域移動無線システムとしてPHSシステム受信機の総合IIP3を推定する。また、広帯域移動無線システムとPHSシステム受信機のガードバンドをパラメータとした時のPHSシステム符号誤り率特性について実験値との整合性の報告を行う。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-04-11