改良保全を考慮した生産工程の最適制御について
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概要
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本稿では,工程平均と品質特性の関係を状態空間モデルで表した生産工程を考える.一定間隔で工程平均が観測された後,稼働,修理,取り替え,改良保全のうちのいずれか1つの行動が選択される.改良保全が行われたときには,工程平均が生産開始直後の値に戻る他,劣化のスピードが遅くなり,その後保全を実施するときに必要となるコストが低下する.このようなモデルについて,総期待割引コストを最小化する政策の性質を調べ,より一般化されたコントロールリミット・ポリシーが成立することを導く.さらに,改良保全を実施することの有効性を表すいくつかの性質を明らかにする.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-10-11
著者
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