プラズマ活性化蒸着Fe-フタロシアニン薄膜鮮度センサ
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概要
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魚肉の鮮度や腐敗のモニターは高速で、しかも再現性のあるセンサが役立つ。魚の死後、魚の筋肉中のアデノシントリフォスヘイト(ATP)は変化し、その変化過程でアンモニア、トリメチルアミン(TMA)などのガスを発生する。これは魚の鮮度に密接に関係している。RFプラズマ中での真空蒸着によって、デジタルAu薄膜電極上に鉄フタロシアニン(FePc)を成膜し、TMAガスに対する鮮度センサの過度電流特性を調べた。FePc薄膜をより薄くするにつれて高応答を示す。また、数種の魚の鮮度についても同様の特性を調べた。何れの特性においても測定容器からセンサを取り出すと、飽和値電流は急速に初期値に戻る。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-11-08