有機非線形光学結晶AANPの吸収低減と通信波長帯における波長変換効率の向上
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
大きなd定数をもつ有機非線形光学結晶2-アダマンチルアミノ-5-ニトロピリジン(AANP)は、通信波長帯で位相整合可能であり、無機結晶に比べ高い波長変換効率を有する。AANPは、光サンプリング測定装置における和周波発生用結晶等として用いられ感度向上に効果があることが報告されている。AANPは1.3μm帯および1.5μm帯に関する波長変換において、無機結晶に比べ高い波長変換効率を示すが、1.5μm帯に吸収をもつため有効な相互作用長が制限され、1.5μm帯における波長変換では1.3μm帯に比べ低い効率にとどまっていた。AANP分子中の水素を重水素置換することにより、吸収を低減することが可能であることを明らかにし、1.5μm帯における波長変換特性を改善した。
- 1997-10-14
著者
関連論文
- 有機非線形結晶AANPの波長変換特性
- DASTによるEOS
- 光サンプリング光信号波形測定法の高感度化の検討
- 有機非線形光学結晶AANPの吸収低減と通信波長帯における波長変換効率の向上
- 有機非線形光学結晶AANPの吸収低減と通信波長帯における波長変換効率の向上
- 有機非線形結晶AANPを用いたDFG波長変換
- 有機非線形光学結晶AANPを用いた光サンプリング光波形測定法の高SNR化
- 有機単結晶AANPを用いた波長変換
- 有機非線形光学結晶の素子化における端面封止の効果
- "Boys Will Be Boys" and "Girls Will Be Gorls!"
- 単結晶ファイバとその応用デバイス(機能素子・部品と単結晶育成)
- オプトエレクトロニクス・光デバイス
- Qスイッチ動作マイクロチップレーザーによる小型光パラメトリック発振器の開発