触媒化学発光ガスセンサによる種々のアルコール蒸気のセンシング(センサー・一般)

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概要

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空気中の種々のアルコール蒸気に対する触媒化学発光(CTL)ガスセンサの特性について調べた。活性体としてDyを添加したγ-Al_2O_3を触媒とするCTLガスセンサは、10ppmのメタノール・エタノール・プロパノール・ブタノールのアルコール蒸気に対して感度が高く、これらの検出が容易である.酒類の醸造および品質管理工程においては,エタノール中の不純物メタノール濃度の測定が必要であることから、エタノールとメタノールの混合蒸気の分析的測定の可能性について検討した。Dyを含まないγ-Al_2O_3とDyを添加したγ-Al_2O_3を触媒とするCTLガスセンサは各々CTLの発光機構が異なる故に、その感度特性がアルコールの種類に依存する。このことを利用して、20ppm以下の低濃度域では、両者の分析的測定が可能であることが明らかになった。しかしながら、高濃度域での定量分析は困難であり、これは今後の課題である。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-06-13

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