シルエット画像を用いた手形状認識
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概要
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本研究は, 体動表現入力システムの開発の一環として画像の中で最も単純なシルエット画像を用いて手形状の認識を行なうことを目的としている. 手形状認識に必要なパラメータとして「腕の左右情報, 穴の有無, 手首方向, 指の数, 指の属線・位置, 指の屈折, 指の接触, 指の種類, 掌状態, 掌の方向」を設定し, シルエット画像から"腕の左右情報"以外のパラメータを抽出し認識を行なう. 今回, 正面から捉えた41種類の手形状のシルエット画像を対象に実験を行なった. このうち34形状の正しいパラメータ値が抽出され, 28形状の正確な認識が行なわれた. また, 日本手話で用いられる指文字に対しては, 41文字中38文字の認識を行なうことが出来た. 更に動画像処理装置とDOS/Vマシンを用いた実時間処理における手形状認識実験の結果を報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-14
著者
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高田 雄二
松下電器産業株式会社
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松尾 英明
松下電器産業株式会社
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平川 幹和子
松下電器産業株式会社研究本部九州研究グループ
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手嶋 光隆
松下電器産業株式会社研究本部九州研究グループ
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松尾 英明
松下電器(株)マルチメディア開発センター勤務
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松尾 英明
松下電器産業
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高田 雄二
松下電器産業(株)九州マルチメディアシステム研究所
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