時空間情報に基づく侵入者監視システム
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概要
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侵入者などを検出する自動監視システムが広く実用化されるには.照明条件の変化や背景物体の動きなどの外乱を伴う屋外シーンにおいても,正しい検出ができなければならない.画像処理を用いたシステムを考えた場合,局所的な特徴値の観察では不十分であり,時空間方向に広く観察し,背景物体と侵入者それぞれの時空間特性をもとに,両者を区別する必要がある.本研究では,シーンの動き場において侵入物体に対応する部分は,空間方向に一様で,かつ滑らかに移動することを利用して検出を試みる.オプティカル・フローを計算し,均一なフローを持つ領域を切り出す.得られた領域が侵入者であると仮定して,その後の予測される時空間上の領域に投票を行なうことにより, シーン内を横切ったものだけを侵入者として検出する.風で揺れ動く林の前を通過する人間の検出実験を行ない,本手法の有効性を確認した.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-01-19
著者
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