有価証券の真偽判別基準設計の高速化について
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概要
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印刷技術・複製技術が高精細かつ容易になるにつれ、真偽判別にはより高い精度と高解像度の検査を行なうための速度が要求される。また真偽判別には偽券が予測不可能といった設計上の問題がある。これに対して著者が提案したBC法は簡易な判別方式と誤判別率の確率的定量評価に基づく基準設計を特徴とする真偽判別方式であった。しかしながらBC法の基準設計においては、画素数が多い場合に誤判別率の算出式における多項演算に組合せ爆発が生じ、開発周期内に最適なパラメータが得られない問題がある。本報告では、誤判別率の算出式の一般化と解探索手法の適用により基準設計の高速化を図り、実用オーダの速度となることを示す。
- 1996-01-19
著者
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