WSFLの記述パターンとデザインチェッカ
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概要
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インターネットの本格化と,共に登場したWebサービスは他と独立に自律並行実行する実体である.利用者は既存のWebサービスを連携させることで所望の機能を得ることができる.Webサービスを組み上げるサービス・アグリゲーションに関心が集まり,Webサービスフロー記述言語が提案・公開されている.その代表例であるWSFL(Web Services Flow Language)はネット指向ワークフロー言語であり,構文的に正しくても大域的な不具合を生じる可能性を排除できない.モデル検査検証技法によってWSFL記述の大域的な振舞いを検証することができる.一方,データリンクの取り扱いや検証という観点から見た場合にWSFLの操作的な意味には問題点がある.本稿では,WSFLの仕様を分析し不具合が発生する原因を探る.WSFLの考え方にしたがった範囲内で"保守的な"拡張を検討し,WSFL記述の検証を可能にする操作的な意味を提案する.また,モデル検査検証ツールSPINについて,WSFL仕様の分析作業の中での使い方ならびに,WSFL記述チェッカのエンジンとしての利用方法を紹介する.
- 2002-10-04
著者
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