Webサービスフロー記述のモデル検査検証
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概要
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Webサービスの実体は他と独立に自律並行実行するサーバであり,利用者は既存のWebサービスを連携させることで所望の機能を得ることができる.Webサービスを組み合わせるサービス・アグリゲーション記述が重要であり,Webサービスフロー記述言語が提案・公開されている.その代表例であるWSFL(Web Services Flow Language)はネット指向ワークフロー言語であり,構文的に正しくても大域的な不具合を生じる可能性を排除できない.モデル検査検証技法によってWSFL記述の大域的な振舞いを検証することができる.一方,データリンクの取扱いや検証という観点から見た場合にWSFLの操作的な意味には問題点がある.本稿では,WSFLの仕様を分析し不具合が発生する原因を探る.WSFLの考え方に従った範囲内で"保守的な"拡張を検討し,WSFL記述の検証を可能にする操作的な意味を提案する.Webサービスフロー記述の正しさ検証への応用という観点から,汎用モデル検査ツールの有用性について議論する.
- 2003-03-15
著者
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