WSFLを用いたWebサービスフロー記述の自動検証技法
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概要
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インターネットの本格化と共に、地理的に分散しているサービスをネットワーク経由で利用するWebサービスが登場した。手軽に既存のサービスを連携できることがWebサービスの本質である。そのためには、Webサービスだけでなく、連携記述が大切な役割を果たす。個々のWebサービスは他と独立に自律並行実行する実体であり、連携記述は分散協調システムと見做すことができる。ところが、Webサービス連携記述に不具合がある場合、現状の技術では"実行時"にならないと不具合が見つからない。実行環境のインターネットという公共資源のトラフィックを無駄使いする結果となる。したがって、実行に先だってWebサービス連携記述の正しさを何らかの基準を用いて確認しておく必要がある。本稿では、Webサービス連携記述の正しさを確認するための技術として、並行システムを対象とするモデル検査検証技術を用いる方法を提案する。特に、WSFL (Web Services Flow Language) の記述を対象としてSPINを用いた検証実験の方法を示す。モデル検査検証技術がWebサービス連携の検証ツールとして利用できることを報告する。
- 2002-07-11
著者
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