M8暗号に対する一攻撃手法

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概要

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本稿では,ISO9979登録暗号アルゴリズムM8暗号をとりあげる.M8暗号は段数可変の64ビットブロック暗号で,システム鍵と総称されるアルゴリズム決定鍵とアルゴリズム拡張鍵により,アルゴリズムの構造が規定される.本稿ではラウンド関数の演算の一部に着目し,システム鍵によって決定される任意の巡回シフト量に対して成立する入力と出力の間の不動点あるいはビット反転の特性を示す.また,この特性により,M8暗号ではさまざまなシステム鍵に対して,任意の入力に対する等価鍵や弱鍵が存在することを示す.
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-09-24

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