雑音通信路を伴うシャノン暗号システムに対するRate-Distortion理論
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概要
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放送型通信路や盗聴型通信路を伴うShannonの暗号システムに対するRate-Distortion理論を取り扱っている。情報源が離散的で,システムの安全性が盗聴者の情報に対するあいまいさ(条件付エントロピー)で測定する場合に関して,[暗号文のレイトR,鍵のレイトR_k,正規の受信者に対する情報の歪D,盗聴者のあいまいさh]の許容領域(admissible region)を決定した。さらに,情報源が実数値をとり,盗聴者が二乗誤差歪測度を使用する場合に対して,[R,R_k,D,盗聴者の達成可能な最小歪D_w]の許容領域の内界を求めた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-10-25
著者
関連論文
- Thomas M. Cover and Joy A. Thomas, Elements of Information Theory, John Wiley & Sons, Inc., 1991, 542pp.
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