加法の線形近似確率の加算数依存性について
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概要
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本報告は、加算数が固定された加法において、被加算数と加算結果との間の線形近似確率を加算数の関数として記述する手段を与えるものである。 拡大鍵が加法の加算数として用いられる共通鍵暗号方式(例えばRC5)の線形解読法に対する強度を評価する際には、線形近似確率が鍵に依存していることに注意が必要である。最適な線形近似の探索や弱鍵の有無の調査をする際に、こうした線形近似確率の鍵による依存性が厳密に記述されていることは不可欠である。 本報告は、加法の任意の入力マスク値と出力マスク値に対して、対応する線形近似の近似確率を加算数の値の関数として厳密に記述する手段を与える。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-07-22
著者
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