疑似k-time署名
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概要
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本報告では、疑似k-time署名という署名方式を提案する。従来、共通鍵暗号方式や公開鍵暗号方式をほぼそのままの形で利用した署名方式がよく知られている。しかし前者は鍵配送が不便であり、後者は速度の点に問題点がある。これら双方の問題点を解決した署名方式としてLamportらによってOne-time署名方式が以前より提案され、改良されてきた。しかし、この署名方式には署名を行う毎に鍵の設定および配送が必要になるという問題点があった。疑似k-time署名方式は、On-time署名方式の特長を継承しつつ、一度の鍵設定および配送に対して複数回の署名を行えることを特長とする署名方式である。本報告では、疑似k-time署名方式を提案し、その効率と安全性について述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-05-26
著者
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