楕円曲線における Signcryption方式
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概要
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Signcryption は公開鍵暗号技術の新たなプリミティブであり、公開鍵暗号化とディジタル署名の両機能を効率的に実現する。すなわち、従来通り署名してから暗号化をするという2ステップを経て両機能を達成する場合 (signature-then-encryption方式) と比較して、コストを極めて低くすることができる。本稿では、この Signcryption を有限体の楕円曲線上で実現する方式について述べる。さらに、楕円曲線上の signature-then-encryption 方式との効率比較を行い、Signcryption によって計算コストが58%、通信オーバーヘッドが40%削減できることを示す。
- 1997-11-19
著者
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鄭 玉良
School of Comp. & Info. Tech., Monash University
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今井 秀樹
Institute of Industrial Science, The University of Tokyo
-
鄭 玉良
Dcpartrment Of Software And Information Systems University Of North Carolina At Charlotte
-
Zheng Yuliang
School Of Comp. And Info. Tech. Monash University
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