文音声認識を目的としたフレーム同期ビーム駆動型CYK解析アルゴリズム
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概要
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文音声認識に適用されるCYK型解析アルゴリズムの効率化を目的とした改良を試みた。単語レベルと文レベルの2段階の処理によりなるNeyのアルゴリズムを出発点として、まず、両処理の完全フレーム同期化を行なった。ついでビームサーチを導入した。文レベル処理に、新たにビーム駆動統語処理の技法を導入した。ビーム内に残っている過去の部分木によって統語処理DPを起動するものである。これらは改良によって、ループ制御の簡単化、解析テーブルと処理量の大幅な圧縮が達成された。実験では文レベル処理の部分で、誤認識を誘発することなく、2桁程度の効率化が確認された。
- 1993-08-19
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