新生児の睡眠時脳波とNIRSの同時計測
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概要
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新生児のNIRSの測定では静睡眠相において,Low frequency oscillations (LFOs)と呼ばれる長周期(1サイクル/15〜20秒)の律動的な変動を示すことが知られている[1,2].LFOsは新生児だけでなく乳児や成人にも認められている[3-7]が,その起源は依然として不明である[8].また,新生児の静睡眠相では交代制脳波という,非常に高振幅部分のburstと低振幅部分のsuppressionとが交互に現れる特徴的な脳波が存在し,過去の研究ではLFOsとburstとの関連性を示唆するものがある[9].本研究では脳波とNIRSの計測を同時に行い,burstの最大振幅の位置を基準に加算平均を行った.また,LFOsの位相の分散を求めることでLFOsとburstとの関連性を確かめた.
- 2012-01-20
著者
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岩田 欧介
久留米大学医学部小児科/高次脳疾患研究所
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伊良皆 啓治
東京大学大学院医学系研究科医用生体工学講座
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伊良皆 啓治
九大
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片山 喜規
九州大学大学院システム情報科学研究院
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松永 淳
九州大学工学部電気情報工学科
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片山 喜規
九州大学システム情報科学研究院
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伊良皆 啓治
九州大学システム生命科学府
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伊良皆 啓治
九州大学大学院システム情報科学府
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大矢 崇志
久留米大学医学部小児科学教室
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大矢 崇志
久留米大学医学部
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松永 淳
九州大学システム生命科学府
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岩田 欧介
久留米大学医学部
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岩田 欧介
久留米大学 小児科
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岩田 欧介
久留米大学
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大矢 崇志
久留米大学
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