RSA暗号のサイクルの完全解析
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概要
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(e,n)を公開鍵とするRSA暗号の任意の平文MはRSAサイクルx: M^e^x≡M(mod n)をもつことが知られている.一つの平文Mに対するRSAサイクルxは容易に求めることができる,しかしながら,すべての平文Mに対するRSAサイクルxを求めることは,平文Mが非常に多く存在することにより,不可能である.そこで本稿では,はじめて,任意の与えられたRSAサイクルxをもつすべての平文Mの個数を表す数え上げ関数η_<n,e>(x)を示す.また本稿では,指数鍵を求める式にe・d≡1(modλ(n))ではなくて、e・d≡1(modφ(n))を用いた場合に小さい指数鍵問題が生ずる可能性のあることを示し,これを避けるためにはe・d≡1(modλ(n))を使用すべきことを提言する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-05-26
著者
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