音源パワーの分布を高調波位相により制御する音声分析合成方式
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概要
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分析合成音の自然性向上を目的として, 音源1ピッチ以内のパワーの分布に着目した手法を提案する. パワーの分布は,「パルスらしさ」という尺度で表され, 音源高調波位相を用いて制御することができる. 音源の「パルスらしさ」が変化することによって, 合成音の音色に明らかな変化が生じることを聴取実験によって確かめた. また, 残差波形を分析して得られる時変の「パルスらしさ」を, フレーム単位で合成波形に反映させる分析合成系を構築した.「パルスらしさ」を再現した分析合成音声は, 位相制御を行なわない手法に比べ, 厚みのある自然な音色となることが, 評価試験結果より明らかとなった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-10-23
著者
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