配線幅最適化とバッファ挿入を伴うスタイナ木生成アルゴリズム
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文では、配線幅最適化とバッファ挿入を伴う効率的なスタイナ木生成アルゴリズムを提案する。1つのソースと複数のシンクを持つネットに対して、ソースに座標、各シンクに固有の座標と要求到着時刻が与えられた場合に、提案するアルゴリズムは、ソースの要求到着時刻(遅延余裕度)が最大となるように、スタイナ木及びその配線幅とバッファ挿入位置を決定する。これらの処理は従来独立に最適化されていたが、本アルゴリズムでは、A-treeアルゴリズムとダイナミックプログラミングに基づく配線幅最適化/バッファ挿入アルゴリズムを組み合わせることにより、遅延と総容量(配線容量とバッファの入力端子容量)のトレードオフを考慮しながら、同時に最適化することができる。実験結果により提案アルゴリズム有効性を示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-07
著者
-
岡本 匠
Nec C&c研究所
-
岡本 匠
日本電気(株)
-
Cong Jason
Dept. of Computer Science, Univ. of California
-
Cong Jason
Dept. Of Computer Science Univ. Of California
-
Cong Jason
Dept. Of Computer Science Ucla
関連論文
- コンパクションに基づく概略配線の高速化手法
- リピータ挿入/ゲートサイジングを考慮したタイミングドリブン自動配置
- ゲートアレイ/CBICレイアウトシステムGALET(4) : 自動配線手法
- 配線幅最適化とバッファ挿入を伴うスタイナ木生成アルゴリズム
- 配線幅最適化とバッファ挿入を伴うスタイナ木生成アルゴリズム
- Leakage-Aware TSV-Planning with Power-Temperature-Delay Dependence in 3D ICs