接点表面上の有機物がブラックパウダになるプロセス
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概要
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一般に、電気的負荷条件下では、接点表面上の有機物は、接点アークにより、ブラックパウダになり、接触抵抗を増大する。しかし、接触抵抗への影響度は、有機物の種類によって異なる。ここでは、有機物の種類、ブラックパウダの性質、接触抵抗への影響度に着眼して、有機物がブラックパウダになるプロセスを評価した。(1)パイ結合なし・酸素原子ありの有機物から生成するプラックパウダは、接触部に堆積しにくく、接触抵抗を増大しにくい。(2)パイ結合あり・酸素原子なしの有機物から生成するブラックパウダは、接触部に堆積しやすく、接触抵抗を増大しやすい。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-11-15
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