Dirichlet問題に対する有限差分解の精度について
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概要
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現代は有限要素法全盛の観があるが, 5点差分近似法として知られるShortley-Weller (S-W) 近似が, 任意形状有界領域におけるDirichlet問題に対し精度の良い数値解を与えることはあまり知られていない. 本報告ではS-W近似が境界近傍における半端な格子点でもO(h^3) 精度 (h: キザミ巾) を与えることを指摘し, 円板から有限個の小円板を切り取って得られるような領域に対しても有効に使えることを注意したい.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-03-17
著者
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