発生アルゴリズム : 遺伝的アルゴリズムのデコード系の拡張
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概要
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遺伝的アルゴリズム(以下GAと略す)は一般的に,多峰性を持つ大規模な複雑事象などの線形的な解析が不能な場合に用いられ,実際的に系の解析に適応可能な準最適解を得る為のアルゴリスムとして知られている。^1.2)>しかしながら,その対象とする非線形非平衡な事象が内部に階層的な構造を持った高次に複雑な場合には,GAですら,その階層構造的な複雑性の為に適応不能(準最適解の算出不能)状態に陥ってしまい,適切な解取得の可能性は極めて低いものと言わざる得ない。^3.4)>そこで,我々は一元的なデコード系しか持たないGAに階層性を与える事によって,ある程度迄の複雑度を持つ系にも適応可能とする事が出来たのでここに報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-05-22
著者
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