ADS reportに基づく航空機飛行経路の追尾(II) : 四元数表現の利用(航法・交通管制及び一般)
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概要
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地上でADS reportを受信することにより、正確な航空機位置を時々刻々知ることが出来る。この不規則な時間間隔で受信されるADS reportデータを有効に利用して、航空路に多くの航空機を配置して、増大する航空交通に対応しようとしている。ADS reportに基づいて、航空機を追跡し、データを確認する手法を第1報で提案した。航空機は球面上を飛行し、航空路を大圏航路の1部であるとして、航空機位置を3次元ベクトル表現により追跡した。本報告では前に示唆した、航空機の経路と位置を1個の四元数で表現することにより、移動追加平均法を適用して、計算誤差の小さい、自然な追跡アルゴリズムが得られる。四元数と飛行(回転)速度で表現したモデルについて、予測、推定に基づく追跡アルゴリズムを適用し、ADS reportから航空機位置と飛行経路を推定した。これにより、連続した航空機追跡データが得られる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-07-22
著者
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