軍用衛星通信システムの最近の動向について
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概要
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衛星通信の重要な技術の一つである軍用衛星通信システムについて,冷戦下及び冷戦終結後の動向を述べる。冷戦下では,核戦争に備えて生き残り通信としての側面が強調された。冷戦後は,地域紛争が増加し,それに対抗する多国籍軍が形成され,湾岸戦争のような軍事作戦時には膨大な情報量が流れることになった。このような状況において戦略通信ばかりでなく戦術通信においても衛星通信の重要性が益々高まっている。さらに,軍事予算の削減に伴って国際協力による軍用通信衛星も検討されている。また,戦略防衛構想(SDI)で開発された技術を背景に経費負担が少ない小型衛星の開発が促進されるとともに,軍事技術の平和利用,地球環境保全のような分野への応用が考えられている。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-12-16
著者
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