チャネル間干渉のない近似同期CDMAのためのサンプリング関数との畳込みを用いた信号設計

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概要

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離散的に設計された信号を、送信機で送信するために連続波形に変換するに際して、従来は、設計された離散信号をホールドして方形波の連なりにしたのち高周波成分を切り捨てるという方法が採られてきたが、この方法では離散信号が正確に伝わらないだけでなく、切り捨て周波数を決める理論的根拠が確立されていなかった。筆者らは先に、離散信号とサンプリング関数を畳み込むことにより連続波形に変換するという方法を提案した。この方法を用いると、信号のスペクトラムが拡がらないので高周波成分を切り捨てる必要がなく、従来の方法と比べて約半分の帯域で正確な信号伝送ができる。本稿では、この方法を、末広が先に提案した近似同期CDMAのためのチャネル間干渉のない信号設計に適用するシミュレーションを行う。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
1995-07-25

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