レーザ高度計の開発と飛行実験
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
極域氷床の盛衰は、地球温暖化の監視のための有効な指標であり、温暖化モデルの検証や温暖化防止対策のために、極域全体の観測が望まれている。氷床変動を年間を通して観測するには、極軌道衛星に搭載されたレーザ高度計が最適である。本開発は衛星搭載レーザ高度計による極域観測の基礎技術の開発のため、航空機搭載レーザ高度計を試作し、観測技術を開発することが目的である。これまでに高度計基本装置を完成し、サロマ湖と網走港沖の海域で1993年から1995年の冬季に流氷と氷結湖面の観測を行ってきた。データ解析から地表の凹凸を表す表面粗度は湖面で4〜9cm、流氷海域で13〜37cmの値が得られた。本報告では、装置の概略と飛行データの解析結果について報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-12-15
著者
関連論文
- ライダーによるカナダ北極圏Arctic Hazeの観測(2)
- ライダーによるカナダ北極圏Arctic Hazeの観測
- 航空機搭載リモ-トセンサによる観測 (総特集 オホ-ツク海研究の展望)
- 大気微量成分測定用レ-ザ-ヘテロダイン分光計
- 大気微量成分測定用赤外レーザヘテロダイン分光計の開発
- ライダーによるカナダ北極圏Arctic Hazeの観測(3)
- レーザ高度計の開発と飛行実験
- 発振しきい値以下の低圧利得部を有するハイブリッドCO2レ-ザ-を用いたコヒ-レントドップラ-ライダ-〔英文〕
- CO2レ-ザを用いた航空機搭載ライダ-による大気汚染物質の観測 (電波と光リモ-トセンシング--航空機による地球環境観測)
- 大気微量成分測定用レ-ザ-ヘテロダイン分光計の開発 (電磁波利用技術)
- 風向・風速測定のためのコヒ-レント・ドップラ-・ライダ- (レ-ザ-レ-ダ-)
- 大気微量成分測定用のレ-ザ-ヘテロダイン分光計
- 光パラメトリック増幅過程における複素感受率の役割
- ダブルパスポンピングによる半導体レーザ励起型準3準位Tm : YAGレーザの高効率化
- DL励起型Tm: YAGレーザの高効率エンド・ポンピング法
- フラッシュランプ励起Cr, Tm(, Ho) : YAGレーザーのノーマル及びQスイッチ・パルス発振特性
- Tm:YAG、Tm,Ho:YAGレーザーのCW及びパルス発振特性
- レ-ザ-光制御技術の高度化の研究 (電気通信フロンティア技術の研究開発特集)
- 航空機搭載型の分光用導波路CO_2レーザーの開発
- 光注入同期の量子雑音特性の電気的シミュレーション
- レーザー測距計を用いた火山地形変形検出手法の開発
- 中国蘭州における大気中微粒子のライダー観測
- 中国蘭州における対流圏エアロゾルのライダー観測
- 航空機及び衛星搭載レーザ高度計 (地球環境計測特集) -- (航空機からの地球環境計測技術)