岩盤中の亀裂探査への地下レーダー法の適用

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概要

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急傾斜岩盤斜面の安定性を評価する際に重要な岩盤内亀裂分布の探査手法として、地下レーダー探査に着目し、その適用性を検討した。まず、亀裂での電磁波の反射特性を反射係数によって表わし、反射係数が亀裂の性状(開口幅、充填物の有無)や岩の種類によってどのように異なるかを、数値実験と模型実験により分析した。その結果、2種類の岩での亀裂の性状と反射係数の関係が定量的に明らかになった。また、亀裂での反射は複数の反射波の重ねあわせとして説明できることも明らかになった。さらに野外実験を行い、実際の岩盤での亀裂性状と反射の強さの関係を調べたところ、数値実験・模型実験の結果と調和的であった。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-07-28

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