次世代温室効果気体観測システムの概念検討結果
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概要
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次世代温室効果気体観測システムは、人工衛星に搭載され、地球大気からの熱放射スペクトルを測定する分光計である。3〜16μmの赤外波長範囲でCO_2, CO, CH_4, H_2O, O_3, N_2O等のスペクトルを、高いS/N比と0.1cm^<-1>の分光分解能で測定するシステムとして、フーリエ干渉計が優れる。ここに検討を行ったシステムは、走査光学系として2式のコーナーキューブをフレキシプルピボットで駆動させるもので、アライメント精度、信頼性を向上させる。光電変換素子としては、広いダイナミックレンジで線形性に優れるPV(photo voltaic)型のMCT(Mercury Cadmium Telluride)2次元アレイ検出器を採用する。本方式をベースに、性能シミュレーションを実施したのであわせて報告する。なお本検討は、(財)資源探査用観測システム研究開発機構が通商産業省からの受託研究として実施した成果の一部を含めて取りまとめられたものである。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-12-13
著者
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