直交マルチコードDS-CDMAにおける周波数・空間ダイバーシチ効果(移動通信ワークショップ : 次世代ブロードバンド無線通信の実現に向けて)
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概要
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直接拡散符号分割多元接続(DS-CDMA)では,直交拡散符号を複数用いた直交マルチコード伝送により低速から高速にわたる様々な伝送レートを比較的容易に実現できるのが特徴である.周波数選択性フェージング環境下において,DS-CDMAは多重数が多い場合にはパス間干渉による符号の直交性の崩れによりビット誤り率(BER)特性の深刻な劣化を招いてしまう.本論文では,直交マルチコードDS-CDMA伝送系に,マルチキヤリアCDMA(MC-CDMA)で用いられている周波数領域等化技術を適用して,周波数ダイバーシチ効果を得つつ符号の直交性を再生する手法を述べている.そして,アンテナダイバーシチと組み合わせた最小平均2乗誤差(MMSE)にもとづく周波数等化により,周波数選択性フェージング環境下における直交マルチコードDS-CDMAのBER特性を大幅に改善できることを,計算機シミュレーションにより明らかにしている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-02-27
著者
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