円形パッチアンテナに導電性不織布を用いた場合のアンテナ特性評価

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概要

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宇宙で展開する大形の衛星搭載用アンテナとして、インフレータブル構造を用いた円環で張架した平面アレーアンテナについて研究を進めている。平面アレーアンテナの基板には柔軟性が要求されるアンテナ膜面に三軸織物複合材料を、それに装着する円形パッチや地導体面などの導電性の材料には折り目への実装が可能な導電性不織布を用いる。導電性不織布を用いたこのような構成の平面アレーアンテナを対象に共平面給電方式と電磁結合給電方式について、給電方式の違いによる放射パターンの違いについて評価した。その結果、共平面給電を行った場合は、従来の銅箔を導電材料に用いた平面アレーアンテナに比べて、第一サイドローブのヌルがあまり下がらなかった。このことは導電性不織布の導電率が銅箔に比べて低いことが原因であることが明らかになった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-10-10

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