脳波を利用した脳機能モニタリング
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概要
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頭皮上での脳波の成分分布をより視覚的に等高線で表現したものが二次元脳電図である。この二次元脳電図の原理を利用し、一個人の脳波の経時的変化を客観的に捉える手段として、徳島大学にて開発してきた手技が変化率二次元脳電図(Deviation Ratio Topography: DRT)である。DRTは、手術中に生じうる脳虚血による神経脱落症状を出来うる限り少なくすることを目的として開発された脳機能モニタリング法ではあるが、高次脳機能のモニタリングや、薬物脳波、さらには治療による脳機能の改善をみる手段としても有用であり、その原理と臨床応用に関し報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-07-05
著者
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