WDMを用いたFTTCの高速化に関する一検討

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概要

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末端部分に既存のペア線を用いるFTTCにおいては下り回線のユーザ多重にWDMを用いることで、TDMA多重に比べてペア線の帯域をより有効に活用することができる。このようなシステムの構成として、環境温度変化の激しいONU内ではなく局側に上り信号用光源を置くことによって高信頼化をはかる方式を検討する。また、提案方式の実現性について実験により検証した。また、WDMを用いたシステムで重要となるAWGの透過波長特性には温度依存性があるため、一般にペルチェ素子により温度一定化が行われるが、その消費電力はAWG一素子あたり数ワットにも上るため、給電制約の大きいONUでは望ましくない。そこで、ペルチェ素子などを使わず、AWGの透過特性に追従して送信側の波長を変化させるフィードバックシステムについて検討した。
2000-03-16

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