位相共役を用いた分散/非線形歪の補償
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概要
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長距離光通信システムにおいて、伝送路の中点で信号光の位相共役を行うことにより、光ファイバの分離と自己位相変調による伝送波形歪を補償する方式について、理論的検討を行った。このシステムでは、光パワーの周期的な変動が、位相共役では補償し得ない変調不安定性を誘起し、歪補償の効率を低下させることが明らかになった。この検討を基づき、伝送ファイバの分散および中継器間隔についての議論を行った。この結果、長矩離伝送のためには正常分散領域を用い、中継器間隔は非線形長以下にすべきことが示された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-10-21
著者
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